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BASEの評判は?月額0円の実質手数料とグロースプランの分岐点を整理【2026年版】

最終更新: 2026-08-18 ・ Comparly編集部

★★★★☆4.2

月額0円のネットショップ作成サービスを単体で評価。実質負担6.6%+40円/注文という本当のコストと、有料プランへ乗り換える分岐点を平均単価別に数字で提示。

本記事はアフィリエイト広告(プロモーション)を含みます。評価は編集部が公式情報を実際に確認して行っています。最新の料金・仕様は各公式サイトでご確認ください。

この記事でわかること

  • BASEの評判が「これから始める人」に偏っている理由
  • 月額0円の裏にある実質負担6.6%+40円/注文という本当のコスト
  • スタンダードとグロースが逆転する分岐点を平均単価別に数字で提示
  • あと払い(Pay ID)経由の売上が多いと分岐点が後ろにずれる理由
  • 向いている事業者と、最初から別サービスを見たほうがいい事業者

結論(先に3行)

  • BASEは 「初期費用も月額も出せないが、自分のドメインで売り始めたい」層にとって、もっとも摩擦が少ない選択肢 です。公式トップでは導入実績260万ショップと案内されています。
  • ただし月額0円は「安い」と同義ではありません。スタンダードプランは決済手数料3.6%+40円にサービス利用料3%が乗るため、実質負担は合計6.6%+40円/注文です。
  • 平均単価5,000円なら月商およそ37万円を超えた時点で、月額を払うグロースプランのほうが総額で安くなります。ここを知らないまま放置すると、売れるほど損が積み上がります。

BASEとはどんなサービスか

BASE株式会社が提供するネットショップ作成サービス(ASPカート)です。サーバー契約もシステム開発も不要で、初期費用・月額費用0円のプランから自分のドメインでショップを開設できます。公式トップでは導入実績260万ショップと案内されています。

決済は「BASEかんたん決済」に集約されており、あと払い(Pay ID)/クレジットカード決済/銀行振込/キャリア決済/コンビニ決済・Pay-easy/後払い決済/Amazon Pay/PayPalの8種類が最初から使えます。決済代行会社と個別に契約する手間がないのが実務上の利点です。

位置づけは 「モールに出店せず、自社ECを最小コストで立ち上げる」ための道具 です。楽天市場やAmazonのようなモール型とは集客の考え方が根本的に違うので、ここを取り違えると評価がずれます。

評判が崩れにくい理由:3つのポイント

① 売れるまで費用が発生しない

ECを始める最大の障壁は、「売れるかわからない段階で固定費を払うこと」です。BASEのスタンダードプランは初期費用・月額費用0円で、公式のQ&Aでも 「スタンダードプランのままご利用いただく場合、手数料以外にかかる費用はありません」 と明言されています。試して撤退しても損失がほぼ出ない構造は、他のカートにない性質です。

② 決済手段が最初から8つ揃っている

自社ECの初期でつまずくのはデザインではなく決済です。クレジットカード決済をひとつ導入するにも本来は審査と契約が必要ですが、BASEかんたん決済ならまとめて申し込めます。あと払い(Pay ID)やコンビニ決済まで含まれるため、カードを持たない・使いたくない層の取りこぼしも防げます。

③ 有料プランがあるので「伸びたら移れる」

BASEは月額0円のプランだけのサービスではありません。売上が増えた段階向けにグロースプランが用意されています。公式は「使える機能はどちらも同じ。いつでも切り替えいただけます」と案内しており、プラン変更は撤退ではなく前進として扱えます。0円で始めて、伸びたら手数料を下げる——この二段構えがあることが、長く使われている理由です。

料金:月額0円の「実質コスト」を計算する

公式サイト(2026年8月時点)の2プランは次のとおりです。

プラン 月額 決済手数料 サービス手数料 実質負担
スタンダード 0円 3.6%+40円 3% 6.6%+40円/注文
グロース 16,580円(年払いの月額換算)/19,980円(月払い) 2.9% 0円 2.9%+月額

ここが本記事の核心です。月額0円のプランが常に得とは限りません。

  • 料率の差は 6.6% − 2.9% = 3.7%
  • これに加えて、スタンダードだけ1注文あたり40円が乗ります
  • したがって分岐点は月商だけでは決まらず、平均単価(=注文件数)にも左右されます

年払い(月額換算16,580円)を前提に、平均単価別の分岐点を計算するとこうなります。

平均注文単価 グロースが安くなる月商
2,000円 約29万円
3,000円 約33万円
5,000円 約37万円
10,000円 約40万円

月払い(19,980円)で計算すると、それぞれ約35万円/約40万円/約44万円/約49万円まで後ろにずれます。

検算しておきます。平均単価5,000円・月商368,444円(=月74件)の場合、スタンダードは 368,444×6.6%+40×74 = 約27,265円、グロースは 368,444×2.9%+16,580 = 約27,265円。ちょうど一致します。

読み取れる要点は2つです。単価が低い(注文件数が多い)ショップほど40円の定額分が効くため、分岐点が早く来ます。 そして年払いにできるかどうかで分岐点が5〜9万円ぶん動きます

ただし2つの例外を先に押さえてください

1つ目は、あと払い(Pay ID)経由の注文です。 公式の注記では、PAY IDアプリからの注文には1注文あたり決済手数料3.6%+40円+サービス利用料5.9%がかかり、BASEの手数料はかからないとされています。つまりこの経路の売上はプランを上げても安くなりません。Pay IDアプリ経由の比率が高いショップは、上の分岐点より後ろにずれます。

2つ目は決済手段による加算です。 公式の注記では、決済方法がPayPay・Amazon Pay・PayPalの場合、決済手数料にシステム手数料相当額1%が加算されるとされています。この構成比が高いと実効料率は上がります。

上の計算は「最低料率が適用される」前提の概算です。正確に判断するなら、自分のショップの決済構成比(カード何%、あと払い何%、コンビニ何%)を管理画面で出してから当てはめてください。最新の料率は必ず公式でご確認ください。

他サービスとの簡易比較

編集部の相対評価です(◎=優秀 / ○=十分 / △=要確認)。

比較軸 BASE カラーミーショップ makeshop
立ち上げ時の固定費 ◎ 0円 ○ 4,950円〜 △ 1万円台〜
売上が伸びた局面の料率 ○ グロースで2.9% ◎ 上位プランで2.99%〜
決済導入の手間 ◎ 8手段を一括申込
撤退コストの低さ ◎ 固定費なし △ 月額が発生 △ 月額が発生
大規模・基幹連携への拡張 △ 要確認

向いている人

  • まだ売れるかわからない商品を、最小リスクで市場に出したい人。固定費0円は仮説検証の道具として優秀です
  • 月商が数万〜30万円台で、固定費よりキャッシュアウトのタイミングを重視したい個人事業主
  • ハンドメイド・作家活動・小ロット製造など、在庫を抱えずに少しずつ売る業態
  • カードを持たない客層が一定いる商材。あと払い(Pay ID)やコンビニ決済が最初から使えます
  • SNSや既存のファンから直接送客できる人。BASEは集客装置ではなく受け皿です

向いていない人

  • すでに月商40万円を安定して超えていて、プラン変更もしないつもりの人 … その状態がいちばん損です。まずグロースプランへの切り替えを検討してください
  • 単価が数百円の商材を大量に売る人 … 1注文40円の定額分が利益率を直接削ります。単価を上げる、セット販売にする等の設計変更が先です
  • 基幹システムや在庫管理システムとの連携が前提の事業者 … 拡張性を最初から重視するなら上位カートを比較したほうが移行が1回で済みます
  • 集客手段がまったくない人 … 自社ECは「作れば売れる」構造ではありません。SNS・広告・既存顧客リストのいずれかが必要です
  • 越境ECを主戦場にしたい事業者 … 越境が主軸なら専用サービスとの比較が必要です

導入前に確認しておきたい点

  • 平均注文単価を先に見積もる。BASEの損益はここで決まります。単価が読めていないと、上の分岐点表を当てはめられません
  • 決済構成比の見込み。あと払い(Pay ID)経由の比率が高いとプラン変更の効果が薄れます。ここは開店後に管理画面で実データを取り、3か月ごとに見直すのが実務的です
  • 特定商取引法に基づく表記。自社ECでは事業者情報の表示が必要です。個人で運営する場合に何をどこまで開示するか、公式の案内を開店前に読んでおいてください
  • 売上金の入金サイクルと振込にかかる費用。ECのキャッシュフローはここで決まります。金額と条件は公式のヘルプで最新を確認してください
  • 年払いにできるかどうか。グロースプランに移る段階では、年払いにできるかで分岐点が5〜9万円ぶん変わります。12か月まとめての支払いになる点は先に押さえてください

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開業前に決めておくこと:特定商取引法に基づく表記の住所

BASEは月額0円で始められるぶん、個人が自宅から開業するケースが多いのですが、手数料より先に踏むのがここです。通信販売では特定商取引法により、原則として事業者の氏名(名称)・住所・電話番号を表示する必要があります。つまり自宅で開業すると、自宅の住所と電話番号がショップページに載るのが基本です。

カート側に非開示の仕組みが用意されているケースもありますが、適用条件はサービスと時期で変わるため、開業前に現行の仕様を必ず確認してください。自宅を出したくない場合の現実的な選択肢は、バーチャルオフィスで住所を借りることです。月額660円から使えるサービスもあるので、月額0円で始められるBASEとは固定費の規模感が合います(売上が立つ前から月数千円の事務所を借りるのは現実的ではありません)。

ただし注意点が1つあり、最安プランは「住所の利用だけ」で、法人登記に使えないことがあります。将来の法人化を見ているなら、登記対応プランとの差額を先に確かめておくのが安全です。

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プランごとの違いと、月額660円プランで法人登記ができない理由はGMOオフィスサポートの評判は?月額660円プランで法人登記できない理由と料金の選び方で整理しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 本当に無料で始められる? A. スタンダードプランは初期費用・月額費用0円です。公式のQ&Aでも、スタンダードプランのままなら手数料以外の費用はかからないと案内されています。費用が発生するのは商品が売れたときだけです。

Q. 無料プランしかないの? A. いいえ。売上が増えた段階向けにグロースプラン(決済手数料2.9%/サービス手数料0円)が用意されています。使える機能はどちらのプランも同じで、いつでも切り替えられると案内されています。

Q. 結局どちらのプランが安い? A. 平均単価5,000円なら月商37万円前後が分岐点です(年払い前提)。それ未満ならスタンダード、超えるならグロースのほうが総額で安くなります。単価が低いショップは分岐点がさらに早く来ます。

Q. 決済手数料は必ず3.6%+40円? A. 決済手段によって変わります。公式の注記では、PayPay・Amazon Pay・PayPalの場合はシステム手数料相当額1%が加算されるとされています。またPAY IDアプリからの注文は別体系です。最新の料率は公式でご確認ください。

Q. モールに出すのとどちらがいい? A. BASEの場合は「どちらか」で悩む必要が薄いのが特徴です。月額0円で維持できるため、モールを主戦場にしたまま自社ECを並行して置いておく形が取りやすく、売れなかった月の負担は実質ゼロです。一方でモール側は出店料が売上ゼロでも発生することが多いため、先にBASEで自社ECを持っておき、集客の目処が立ってからモールを足す順番のほうが固定費のリスクは小さくなります。なお、顧客の連絡先を自分の手元に残せるかどうかは両者で大きく違うので、リピートを前提にする商材ならここを先に確かめてください。

Q. 途中で別のカートに移せる? A. 移行自体は可能ですが、商品・顧客・受注データの移し方は移行先によって変わります。将来の移行を見込むなら、商品データと顧客リストを自分の手元にも残す運用を最初から作っておくと手戻りが減ります。

まとめ

BASEの評判が崩れにくいのは、 「安いから」ではなく「試すコストがほぼゼロだから」 です。ECで最も多い失敗は、売れるかわからない段階で固定費と工数を先に払ってしまうことです。BASEはその順番を逆にできます。

そのうえで、売れ始めたら評価軸は一気に手数料へ移ります。スタンダードプランの実質負担は6.6%+40円/注文。平均単価5,000円なら月商37万円という分岐点を頭に入れておけば、「売上は伸びたのに手元に残らない」という典型的な失敗を避けられます。まずは0円で開店して、平均単価と決済構成比を実データで押さえてください。判断材料はそこから出てきます。

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固定費を払ってでも機能と決済料率を取りにいく段階なら、月額4,950円台から始められるカラーミーショップも比較対象になります。料金構造はカラーミーショップの評判は?料金・決済手数料・向き不向きを整理にまとめてあります。

売上が伸びて手数料が重くなってきたら、カートASPを離れて定額のサーバーに移る選択肢もあります。XServerビジネスの初期費用込み実質月額と見比べると、逆転する月商の目安がつかめます。

手数料率の重さが無視できない規模になってきたら、カートASPではなく自前のサーバーで店舗を持つ選択肢も比較対象に入ってきます。その場合の固定費の考え方はXServerビジネスの評判は?初期費用16,500円を含めた本当の月額と契約期間の選び方で整理しています。売上に比例しない固定費に切り替えたときの分岐点が見えます。

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BASEの手数料が売上に対して重くなってきた段階では、月額固定型のカートに移るほうが総額で安くなります。移行先として最初に比較されることが多いのが同じ価格帯のカラーミーショップです。カラーミーショップの評判は?料金・決済手数料・向き不向きを整理に、月額4,950円・初期費用3,300円・販売手数料0円という費用構造と、決済手段ごとの手数料をまとめています。BASEの実質手数料と並べると、どの月商で逆転するかが計算できます。

月額0円が不利になる側の選択肢も、数字で見ておく

この記事ではグロースプランへの切り替え時期を平均注文単価別に出しましたが、選択肢は同じサービス内の上位プランだけではありません

BASEのコスト構造は「月額0円・売上比例費が厚い」型です。逆の型として「月額固定・販売手数料0円」を採るサービスがあり、その代表がおちゃのこネットです。ベーシックプランは月額3,960円(税込・年契約)で、売上に比例して引かれるのは決済手数料だけになります。

同じ計算をぶつけると、交差点はグロースプランより手前に来ます。

平均注文単価 おちゃのこネット(ベーシック)が安くなる月商
2,000円 約77,000円
3,000円 約89,000円
5,000円 約101,000円
10,000円 約113,000円

つまり月商10万円前後で、すでに「月額を払ったほうが安い」領域に入ります。BASEのグロースプランの分岐点(年払い前提で単価5,000円なら月商37万円)よりずっと早い。売上比例費を削る手段は上位プランへの移行だけではない、ということです。

もちろん乗り換えには商品データの移行やデザインの作り直しという工数がかかるので、これだけで決める話ではありません。ただ 「月額0円のまま売上を伸ばすと、比例費で毎月削られ続ける」 という構造は先に知っておいたほうが判断が早くなります。

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